二番底探しはじまる。
3月開始から2日間下落になりました。新たに売り材料として、アルミ・鉄鋼の関税を米国が発表し、貿易摩擦発生の思惑や経済活動の前提が崩れるかもしれないという懸念が出ました。
日経平均株価は割安感を出しながらもボリンジャーバンド基準線から下落し2月中旬の安値や200日移動平均線を攻防ラインとしているようです。
直近を振り替えると米国債の金利上昇ペースが早い→売り。VIX指数やシステム売買を理由とした売り。→年金基金の保有資産の調整売買。→個人投資家の買い。
となっている。
3日上がれば3日下げ、2日上げれば3日下げるといった感じでボラが高い株式市場は続いている。
売りの主体は年金基金だとする市場関係者のコラムもチラホラ出てきている。市場参加者が売りの容疑者を認識する機会は買いだと思う。資金のマネージメントに注意しながら、短期と割り切った取引をオススメします。週足チェックのタイミングだと思います。
海外に目を向けるとダウ平均の下げはきつい。いわゆるオールドエコノミー株の下げは深く見える。
ナスダック市場はネット関連株が多く、値持ちが良い印象を受ける。FANGなど。その他セールスフォース。
ただ、オールドエコノミー株のゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーはナスダック指数の様に値持ちが良い。金利上昇局面では金融株は有利だ。まだ巨額の資金を運用する年金基金の資産調整は終わっていない様に見えます。
いわゆる2番底探しは目先のリバウンドからはじまり、メジャーSQ後と考えています。
トランプ氏の保護主義政策は就任前、後も表現を変えながら続けていた事であり「強いアメリカ」=「ドル高」路線の変更は見られない。今、通貨の面でドル安を招くとされる双子の赤字懸念は以前からも指摘されている事であるし、その懸念を踏まえた上での経済政策だと思う。
また、現在のグローバル経済環境の中で米国だけが好調でいられる経済環境の構築は難しく時間のかかる事だと、トランプ氏の側近やブレイン達は把握しているはずである。
米国株の金融株の動きは強く利上げによる恩恵を享受しようとする資金は逃げていないと考えています。
目先の日本株は中小型株で割り切った取引を、大手株は買い株価から10%上昇が描ける株式に投資する事をオススメします。
米国経済の良さは変わらない。市場はいつもやりすぎる。